2024/04/30
サプライヤーの自社製品開発指向の流れと当社の関わりについて
愛知県東海市の食品加工機器メーカー。株式会社深谷鐵工所の深谷です。
昨今サプライヤー様(供給者)が自社製品の開発を進める傾向にあることを感じております。
今回の記事でのサプライヤーとは食品原料を提供している会社を指します。
サプライヤー様は消費者様が直接購入いただく最終製品を製造しているわけではなく、
中間製品を製造しています。例えばトマト原料であれば「ペースト・ピューレなどの果汁の濃縮液」などが該当します。
中間製品は薄利の傾向にあり、原料を作る技術を活かして自社で最終製品を作ろうとする動きがトレンドとなっています。
実際にこの兆候があることを加工機製作の依頼の多さから実際に感じています。
加工機器は一度導入されると数十年は使用される事になる為、新規参入のタイミングが難しく、
この兆候は当社のような業者としては商機となります。
人々の嗜好性を理解しニーズを満たす一歩先の提案を行ってまいりたいと存じます。
しかしその一方で、サプライヤーの動向が変わるということは今まで当社とお取引をして頂いていた、
食品メーカー様からは悩ましいことで、中間製品の供給が減れば生産体制に影響を与えかねません。
現在食品製造業はそういった点で過渡期を迎えております。当社としては目先の損得ではなく、
社業の範囲で今までの体制を守る。そして新な体制を創るといった対応を行えるよう技術力向上、
社内体制の強化に取り組んでまいりたいと存じます。
深谷鐵工所では設計職、技術職を積極採用中です。お気軽にお問い合わせください。
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